「IT業界でリモートワークの導入により、優秀なエンジニア確保を目指すべき」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業も柔軟に働き方を変えていく必要があると感じました。特にIT業界は率先して、リモートワークを導入し、導入率でも高い数字が出ています。

本記事では、リモートワークの始め方に向けて、必要なもの、理想的な環境、メリット・デメリットなどを徹底解説します。リモートワークを継続するための参考にしてみてください。

リモートワークとは

リモートワークとは、従業員がオフィスに出社することなく、会社以外の 遠隔の場所で業務を行うことを意味します。

インターネットを利用したテレビ会議・チャット・メールなどを用いることで、どこでも会社のデスクにいるように仕事をする点が特徴です。

リモートワークのメリット

企業がリモートワークを導入するメリットは、主に5つあります。

1.従業員の通勤時間の削減

従業員は会社に行く必要がなく、どこでも仕事ができるため、通勤時間や通勤手当など節約できます。これは、通勤時間がかかる遠隔地の労働者にとって特に便利です。さらに、交通渋滞、騒音、大気汚染の軽減にもつながり、自分の体感時間が長くなり、気持ちよく、効率的に仕事ができるようになります。

2.企業コストの削減

オフィスで働く場合、多くの企業は椅子や机を用意したり、会議室や来客用の応接間オフィスなどを用意するので、その入れ物となるオフィスを借りる必要があり、多くの企業は毎月賃料を支払っているはずです。またオフィスに出社する従業員の数が減少すれば、より賃料の安いオフィスへと引っ越しすることで、毎月のコストを削減することができます。

3.採用コストの削減

テレワークにより育児や介護などで退職せざるをえない状況の人が継続して働けるようになれば、欠員による新規採用を減らすことができます。つまり採用にかける費用を削減できるわけです。

4.人材確保

優秀な人材の確保もまた、リモートワークの大きなメリットです。リモートワークは、働く場所を選びません。これは、企業の所在地から遠く離れた土地に住む人材でも採用できることを意味しています。企業にとって、人材の確保や離職率の低下は事業を発展させる上で必要不可欠。

5.モチベーションの向上

リモートワークは社員のモチベーションアップ、ひいては生産性向上に一役買っています。「人間関係などのストレスに悩まされず、自分のペースで仕事に集中できる」「無駄な会議が減った」など、これまでの仕事で感じていたフラストレーションが取り除かれたことが大きな要因です。

理想的なリモートワーク環境

 

   場所     メリット    デメリット
自宅 ・外出準備や通勤時間が不要

・費用が掛からない

・休憩時間を家事等に有効に活用できる

・仕事とプライベートのメリハリが付きにくい

・人の目が無く、だらける可能性がある

・作業環境を整える必要がある

サテライトオフィス ・設備が揃っておりオフィスのように働ける

・仕事専用の環境のため私語も少ない

・事前に利用者登録が必要

・飛び込みでの当日利用が難しい

シェアオフィス ・時間単位や月契約など、利用形態が様々

・他業種とコミュニケーションを図れる

・個室でない場合、プライバシーが守りづらい
コワーキングスペース ・比較的安価で長時間の利用が可能

・多種多様な設備があるため自分の目的に合わせて場所を選べる

・荷物の管理に注意が必要

・会話や雑音で集中できない場合がある

 

まとめ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、新たにリモートワークの実施を検討している企業の方や労働者の方に、広くご活用いただきたいと考えています。今後のリモートワーク継続や導入企業が広く可能です。